新築工事などで使われる外壁材の種類や特徴|群馬の有限会社カナイ工務店のブログ
新築工事などで使われる外壁材の種類や特徴
こんにちは、または始めまして! 群馬県エリアを中心に仕事をしています。 有限会社カナイ工務店です。
暑い日が続いてますが皆さん熱中症などの予防はしっかりしていますか?
当工務店のある群馬県でも連日猛暑日が続いていて現場作業の際は空調服は着ているものの汗が止まりません。
水分だけでなくしっかり塩分も取らないとナトリウム不足になってしまうので
外出する際などは塩分補給できる飴やタブレットを持ち歩いていると良いかもしれないですね。
ちょっと前に熱中症対策のブログ記事も書いてみたので時間がある方はぜひ見てみてください。
→暑い夏に向けての対策|群馬の有限会社カナイ工務店のブログ←
そんな暑い中ですが最近自分は外壁工事のお手伝いに行っていました。
その外壁屋さんのお仕事はハウスメーカーなどではなくいろんな設計士さんや工務店さんなどのお仕事が多く変わった風貌のお家も多々あります。
そしてそのお手伝いをありがたいことに5年以上自分は時間があるときに行かせてもらっています。
そんな自分が感じた今多く使われている外壁材の種類や特徴などを今回は紹介できればと思います。
1.窯業系サイディング
現在新築工事で一番多く使われているであろう外壁材になります。
材質の大半はセメントでできているため耐火性に優れていて、表面は色んな凹凸やデザインがあります。
工法としては表面から釘で止める釘打ち工法と重なる部分に金物を付けてひっかけながら積んでいく金物工法があります。
この窯業系サイディングはいろいろなデザインがあり、木目調やタイル調、塗り調など色々な種類があり場所場所で色を変えたりすることも可能です。
比較的コストも安価で、耐火性もあります。
デメリット部分であった継ぎ目のコーキングも現在では継ぎ目を作らずコーキング工事をしなくてもよい工法もあるためより人気になっています。
表面の塗装も年々良くなってきてるため塗替え工事はいずれかは必要になってきてはしまいますがその耐久年数も上がっています。
わかりやすいように箇条書きでメリットデメリットを書きたいと思います。
メリット
・デザイン性が高く色々な雰囲気のお家を作れる。
・工場生産品になっているのでサンプルなどで張った際のイメージもしやすい。また生産性が良いので比較的安価に工事が行えるし施工性が高い。
・材質がセメントでできているため耐火性が高く、防音性も金属の物に比べては高い。
デメリット
・塗装が良くなっているとはいえ再塗装工事が15~20年後必要になってくる。
・外壁材との間のコーキングが劣化してしまい打ち直し工事が必要になってくる。(現在は上にも書いたようにコーキングを使用しない工法もある)
・表面の劣化が著しくなるとそこから水分を吸収してしまい劣化がより早くなってしまう。
デメリット部分はしっかりとメンテナンスを行っていれば補えることなのでとても一般住宅の外壁には適している材料になっています。
生産性の良さ、施工性の良さからも工期短縮や職人技術の上下もあまり感じることが少なくかつデザインの多さも魅力だと思いますので迷っていたら一度見てもらいたい外壁材になっています。
2.金属系サイディング
次に外部で使うために錆に対して強い加工をしてある金属でできた外壁材を紹介したいと思います。
まず近年流行っている見た目の物はシンプルなストライプタイプでシックに家をまとめたいなんて方に使われている印象です。
そして長手方向を上にして使う縦張り工法で使うことが多く、窯業系サイディングとは異なり一般的な高さの二階家くらいなら中間にジョイントをいれなくても一枚で施工できることからよりスタイリッシュに仕上げることができます。
理由としては窯業系と同じ工場加工なのですが金属の方が重量も軽く長さのある製品を作っても施工性も落ちないばかりか上がることも見込まれるためだと思います。
そのため自分が外壁の仕事をしている中で7m以上の物を施工したことがあります。
そうすることによって中間を縁切のための水切りなども入れる必要もないし見た目も上から下まで通ったデザインになるためシンプルかつかっこよい仕上がりになります。
また、外壁材の裏側には断熱材がついており、家の中の断熱性の向上も見込める仕様になっています。
メンテナンスを要する期間も窯業系よりかは長く20年以上塗装しなくても現代の金属サイディングは色落ちしないかと思われます。
ただどうしてもサッシ回りや下や周りなど加工を要する箇所にはすべて見切り材を使用するため工期は窯業系よりかかってしまうし丈夫さも劣ってしまうので当工務店ではあまり使用していません。
わかりやすいように箇条書きでメリットデメリットを書きたいと思います。
メリット
・錆にも色落ちにも強いガルバリウム鋼板などを使用しているのでメンテナンスはほかの外壁材などに比べて比較的楽にすむ。
・材料自体が軽量のため施工しやすい、また家本体事態にも影響力が少ない。
・断熱材がついていることから遮音性、断熱性が高い。
デメリット
・薄い金属の板でできているためへこみにとても弱くボールなど子供などがぶつけてしまった場合にはへこんでしまう。
・見切り材などの役物も多いため窯業系サイディングに比べてコストが上がってしまう。
・加工箇所が多くなるため施工期間、技術をとても要する。
やはり主にシンプルに仕上げたいお家の場合には候補に上がってくる外壁材なのではないかと思いますがやはり近年の値上げの波になってしまいますますコストアップになっているものになっています。
3.木板張り
一般住宅でよく用いられる板張りは杉板を使用します。
張った感じはとても温もりを感じられる外観になります。
経年変化も木独特の色味に変わるのでとても面白いかと思います。
表面を焦がした加工をしてある焼杉なんかも施工したことありますがこちらはインパクト抜群でとても特徴的な外観になることは間違いありません。
また重量も他の外壁に比べ軽いので家本体に負担もほぼありません。
ですが正直現代ではメリットは少ない気がします。
防水性、断熱性も低くさらにメンテナンスはこまめに行わないと水下や日の光を多く受ける部分などから劣化が進んでしまいます。
そのためデザイン性を考えたとしても当工務店では外部になるべく木部を出さないようにしていて、外壁なんかでも木目調の窯業系サイディングなどをおすすめしています。
わかりやすいように箇条書きでメリットデメリットを書きたいと思います。
メリット
・見た目の温かさやインパクトが現代とは逆行しているためとても印象的な外観になる。
・材料が軽量のため家への負担が少ない。
・施工性がよく大工職人でも施工可能。
デメリット
・断熱性・気密性・防水性共に他の外壁に比べて劣るため下地処理をしっかりと行う必要がある。
・メンテナンスは数年単位で行わないと経年劣化が激しくなってしまう。
・大きな衝撃に関してはもろい部分がある。
雨や水が当たらない軒下や玄関前などのアクセントに使う分には良いかもしれないがメインで使うにはとても使いづらく感じてしまうのが現状になっています。
ただやはり自分も大工ですので木目調ではなく本物の木の温かさはとても良いものだと感じますね。
4.塗り壁(漆喰やモルタルや塗装など)
昔からある漆喰塗などは古民家を感じさせるような仕上がり具合になり現在都内に住んでいた方などが隠居するために田舎に家を建てるなんて時にはとても人気の工法になっています。
漆喰は自然素材の物を使用しまた湿気を吸う性質もあるためカビ予防にもなりますし人間の健康面でも活躍が期待され、外部だけでなく内部の壁などにも使用されるケースもあります。
また、モルタルなどを使用する塗り壁の場合は決まった規格で作られる製品では出せないような模様なども行えるためでデザイン性は唯一無二の物にできるのも大きいメリットの一つです。
また壁一面ジョイントができないので一体感のある壁に仕上がります。
ただ施工技術がとても必要なうえ工期もそれなりに長くかかります。
下地処理なども含めると1か月かかるなんてこともざらにあります。
その分窯業や金属サイディングなどに比べてコストもかかってきてしまいます。
また地震大国日本と言われるくらい地震が多い国のためクラックは早ければ数年で入ってしまうケースなんかもあります。
わかりやすいように箇条書きでメリットデメリットを書きたいと思います。
メリット
・既製品の物を使うのではないため好みの模様などにでき唯一性がある。
・継ぎ目などを作らないので防水性は良い(クラックができた場合は除く)
・耐火性、防カビ性などに優れている。
デメリット
・施工にはとても技術が要する。
・地震などの影響によるクラックなどが発生しやすい(時期なども不透明)
・下地処理なども考えるととても工期がかかるためコストアップにつながってしまう。
数十年前までは塗り壁は一般的に多く利用されていた印象ですが今はコストも上がりちょっと高級志向のお家向けという雰囲気になってきました。
それとメンテナンス面もクラックは築年数にかかわらず入ってしまうケースなども多々ありますのでその辺も大変な部分になります。
ですがそれを差し引いたとしても今は単色系のシンプルな外観がはやっているので塗り壁にすると和のお家でも洋のお家でもかっこよく仕上がる印象を見受けられます。
5.SOLIDO(製品名、製造会社:ケイミュー株式会社)
外壁工事のお仕事を手伝わせてもらっている中でここ近年とても人気の製品が外壁材メーカーケイミューが出しているSOLIDOというシリーズです。
その中でも自分が多く張っているのがタイプMラップというシリーズで重ねて張っていくことによりまっ平らな壁でなく段差を付けながら張っていく工法になっています。
1枚ごとに手作業で工場生産している部分があり1つとして同じ製品はないのも特徴です。
シックかつ他の外壁では表現できない立体感を出すことができます。
また基準線などをしっかり出していき通りが曲がらないようにしていけば比較的施工は簡単な面もあります。
そしてメンテナンス面でも端部のコーキングなどものぞけば本体はメンテナンスフリーとなっていてランニングコストも良い働きをしています。
ですが1㎡張るのに材料6枚も使用しなくてはいけないことや取り付ける際のビスの位置がその場で変わるため下地にはすべて合板を使用しなくてはいけないので塗り壁同様下地工事、本工事共に施工にとても時間とコストがかかってきてしまいます。
メリット
・製品を重ねることでの立体感や他には感じさせない質感はとてもデザイン性に優れている。
・端部コーキングなどを除く本体は基本メンテナンスフリーのためランニングコストが良い。
・比較的施工しやすい工法。
デメリット
・下地処理、工事が窯業、金属などのサイディングに比べてかなりかかるため工期・コストアップが否めない。
・施工性が良い反面一日に仕上がる㎡が他と比べてかなり少ない。
・施工を間違えると通りが悪くなるためある程度の技術が必要。
メリットは何といっても他では感じえないデザイン性ではないかと思います。
お店などでも最近では使っているところも増えました。
張られているところを見るとやはり気になる方は一度立ち止まってしまうほどだと思います。
それに反してコストや工期などは長く大きくなってしまうのでこちらも一般住宅で使う際は人の目につく玄関先やインナーテラスなどの一部にアクセントとして使うのが良いかもしれませんね。
6.まとめ
いかがだったでしょうか?
自分がここ近年触ったことのある外壁の紹介になりました。
今ではインスタグラムなどもあり家の外観などもイメージしやすくなっているかと思いますが大手ハウスメーカーやデザイナーなんかが1番にアップしている写真などはとてもコストがかかっているものばかリなどで参考になりづらい部分もあるかと思います。
なので少しでもわかりやすくできればと思い今回書かせていただきました。
実際に現場で施工したり見てきたからこそのメリット、デメリットもあるのでぜひ参考程度に呼んでいただければと思います。
最後になりますがあくまで個人の主観的なこともありますのでこれだけを参考にしないでください。
もっと外壁に詳しいサイトなどもあるかと思いますので色々楽しみながら外壁を決めてみてください。
もしわからないことなどありましたら当工務店に電話やメールなどで質問していただいてもかまいません。
では今日はこの辺で。
著者 有限会社カナイ工務店 金井慧太
経歴 高卒で群馬の施工管理会社に就職。昔から社長である父の影響から現場で実際に施工がしたいこともあり転職し21歳の時に大工になる。
群馬県内の一般住宅はもちろん寺社工事や工場工事など幅広く工事を行い経験年数10年に到達。
有限会社カナイ工務店のことや建築業界のことを知ってもらいたく2018年からブログの投稿を開始しました。
現在はインスタグラムのほうでも工事事例などご紹介しています。
群馬県内、隣接県での新築・リフォーム・お家のご相談がありましたらぜひ(有)カナイ工務店にご連絡下さい。